井根 敦美
ラスール掛川 管理栄養士
大学は管理栄養士専攻で、卒業と同時に管理栄養士の資格を取得。福祉施設には珍しい直営厨房に惹かれ、特別養護老人ホームラスール掛川を志望した。
百葉の会に入職したきっかけ
大学の4年間は管理栄養士専攻で学び、管理栄養士の資格を取得したので、学んだ事を実社会で活かし、貢献したいという思いがありました。
自宅から通える就職先を検討する中で、ハローワーク求人で、特別養護老人ホームラスール掛川を知りました。
入職を志望した1番の決め手は、福祉施設としては珍しい直営厨房です。ここの施設なら、直営厨房ならではの大量調理や栄養マネジメントなどの幅広い業務を経験できると思いました。
現在のお仕事内容
管理栄養士として、そして栄養部のリーダーとして、調理業務の他、献立の作成や発注からミールラウンド(食事観察)、栄養ケアマネジメント、食に関する企画発案、業務の見直しなどを行っています。
福祉施設の厨房は、一般的には委託業者が入っていることが多いのですが、直営厨房だからこそできる業務の一つに食事企画があります。ご利用者様の「食べたい」気持ちに応えて、行事食の献立作成では、選択食として2種類の献立を用意。食べやすさや栄養バランスだけでなく、選ぶ喜びをプラスした「食の楽しみ」にも取り組んでいます。
もし、これが最後の食事になるとしたら?と考えたとき、最期まで口から安全に食べて、美味しかった!と言っていただける食事を提供したいと思っています。
お仕事の中で感じるやりがい
仕事の時間比率で言うと、時間がかかるのは調理なのですが、私が一番力を入れているのは、献立作成です。ご利用者様にとって食事は楽しみの一つですので、イベント食などの研修にも積極的に参加するようにしています。

食事の様子を観察するミールラウンドの際、ご利用者様から「おいしい!」「最高!」「100点満点だよ」と言っていただけることがあり、献立作成を頑張って良かったなと嬉しくなります。
私が直営厨房にこだわる理由は、ご利用者様の「食べたい」想いにしっかりと向き合いたいからです。学生時代、祖父が病気でミキサー食になり、祖母が毎日の食事づくりに苦労していたことがあるので、高齢者には最期までおいしく食べていただきたいと思っているのです。
現在働いている施設のいいところ
一つ目は、直営厨房ならではの食の楽しみを提供できること。
献立、調理、摂食状況、栄養ケアマネジメントを幅広い業務に携われることで、ご利用者様の理解をより深めることができます。
二つ目は、グループや法人が全国展開していること。
法人内の他施設での研修に参加できたり、アドバイスをいただけたりすることです。一つの施設に留まるのではなく、他施設に目を向けることで視野が広がるので、とても良い環境だと思います。
これからの目標
ラスール掛川の料理提供のテーマとして「100人100食」を掲げています。
誤嚥を起こしやすい方の食事は餡かけにしたり、これまで朝食はパン食だった方には毎朝パンを提供したりと、嗜好や食履歴、機能に応じて、より満足度の高い食事を提供することを心掛けています。
現在、朝夕で最大120名、昼は150名の食事を提供させていただいています。「100人100食」により近づけるよう、これからも献立作成や企画、マネジメント他、現場と調理の仕組みづくりに取り組んでいきたいです。
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